『チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクト』が進行中です
大きな出来事で日本中が揺れ動いた 2011年が終わり、新しい年がやってきました。本年は、まずは OFFICE MIKI が参加している翻訳プロジェクトのご紹介です。

1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故の被害をめぐっては、国連、IAEA(国際原子力機関)、WHO(世界保健機構)などにより「直接的な死者は50人、最終的な死者は4000人」といった過小評価が公式化されてきましたが、実態ははるかに深刻です。なかでも、ゴルバチョフの科学顧問を務めたロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士を中心とする研究グループが2009年にまとめた報告書『Chernobyl: Consequences of the Catastrophe for People and the Environment (チェルノブイリの真実—大惨事が人びとと環境におよぼした影響)(仮題)』は、英語だけでなく、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ現地の膨大な記録や文献から、犠牲者数は 100万人を超えると見積もっています。
2011年3月11日の発生以来、いまだ収束の目処も立っていない福島原発事故により、私たちはチェルノブイリに匹敵する放射線被曝が日常化する時代を生きなければならなくなりました。“フクシマ後”の日本人がチェルノブイリ被害から学ぶには、その真相を知る必要があります。
一刻も早く本書の情報を日本語にしたいと願う有志の翻訳者二十数名がチームを組み、原著者であるヤブロコフ博士はもとより、国内の医師や放射線に関する研究者などの専門家の方々と協力しながら翻訳に取り組み、岩波書店からの出版が決定しています(2012年初夏刊行予定、価格は未定)。OFFICE MIKI は、昨年5月に起ち上がったこのプロジェクトの発起人のひとりであり、事務局を務めています。一部翻訳も担当しています。
出版に先がけ、 プロジェクトのブログ 上には、内容の一部の暫定訳を公開しています。上にご紹介した チラシ もブログからダウンロードできます。ご自由に配布していただいてかまいません。岩波書店に問い合わせのメールが多数寄せられれば、初刷りの刷数が大きくなり、定価を低く抑えることが可能です。できるだけ多くの方にこの本を手に取っていただけるよう、みなさんのご協力をお願いいたします。(岩波書店の編集担当者のメールアドレスは、チラシに記載されています。)
